赤面症サラリーマン

赤面症のことやサラリーマン生活のこと

いま、赤面症サラリーマンとしての生活

赤面症を克服出来ないまま社会人になって、

どうやって社会人生活、サラリーマン生活が出来ているのかといいますと、

まず、僕の所属している部署は開発部という部署でした。

就職活動の中で、もちろん自分の性格や赤面症のことを熟知していたので

営業や接客業は絶対に嫌でした。

そういうのも含めて学生のころから理系を選んでいたんですけどね。

 

しかし社会とは厳しいもので、いざ入社してみると

朝礼やら課内ミーティングやら客先訪問やら各種打合わせやら上司への説明やら

いろいろと話さなければならない状況がありました。

 

こんな状況があることに気づき僕はどうしようかと思い考えました。

そしてある一つのことを実行することにしました。

それは、人と仲良くなるということです。

 

共に働く人、社外の人と仲良くなれば何かあっても助けてくれると思ったからです。

例えば何か何かを説明しないといけない時に一人でなく二人で説明したりとか、

人に話を振りやすくなったりとか、赤面する前に人に振ることで注目を自分から一度逃がすことができるようになります。

上司と仲良くなれば、話しているときに赤面しながら少しテンパっていたら、それを読み取ってくれるとか。

これは実際に僕の経験です。

 

ではどうやって仲良くなっていったかというと、

 

まず、飲み会に誘われれば何でもついていきました。

そして2次会3次会があればできるまで最後のほうまで付いていきました。

最後のほうまで付いていく人は少ないので、あまり話さなくても

「こいつは付き合いいいな」と思われて印象に残って、会社でも話しやすくなっていきます。

上司と行くときは大抵スナックにも行ってカラオケで歌えと言われますが、

部長の歌声が好きなんですよぉ、とヨイショでひたすら逃げました。

 

年の近い同僚は、遊びに誘ってくれるというイベントがあったので

プライベートで遊ぶことで仲良くなっていきました。

 

この二つの人間関係からほかの部署に繋いでくれてほかの部署とも仲良くなるようになりました。

 

こうして仲良くなる作戦は成功したのですが、デメリットもありました。

仲良くなりすぎて僕の範疇外の仕事も気楽に頼まれるようになりました。

それも部署を超えて。

仕事量は増えて困りましたが、それはそれで仕事の頑張りを見てもらえていたので

ボーナスの査定はよかったし、昇進コースにも乗っていました。

 

過去形にしたのは、実は訳あってその会社は退職してしまったからです。

(退職に赤面症は関係ありません)