赤面症サラリーマン

赤面症のことやサラリーマン生活のこと

サラリーマン生活で出会った尊敬できる人

僕はいま30代の会社員ですが、いま働いている会社で主に3つ目です。

主に、としているのは後2つの会社を経験しているのですが在職経験がとても短かったので無かったことにしています。
 

尊敬している人はいますか?

 
高校、専門学校、大学、会社などの入学面接や入社試験・またはその練習の時に尊敬する人は誰かを考えるということがなかったでしょうか?
 
僕はその時は尊敬する人はおらず、対策本に載っているまま
「尊敬する人は両親です」
などと答えていました。
 
いざ社会人になってみて、様々な人とも出会う機会が増えていき、その中で
・態度が悪い人
・もう関わりたくない人
・威圧する人
・面白い人
・一緒にいて楽な人
・話が上手い人
・嘘ばかりつく人
本当に十人十色で色んな性格の人がいました。
 
その中で尊敬できる人についに出会いました。
 
その人は一つ目の会社の同じ部署にいた人です。
僕よりも4年先輩で、年齢は6つ上の先輩でした。
仮にAさんと呼びます。
 
僕の一つ目の会社は自動車関係の部品メーカーだったのですが、
入社当時は担当の部品が違っていたのでほとんど話すことはありませんでした。
歓迎会や送別会、忘年会、新年会などの飲み会や部署の掃除の時などに少し話す程度で、Aさんが
どんな性格で
どんな考え方で
どんな人との接し方
をしているかは分かりませんでした。
 
3年目のことです。
僕は今まで担当していた部品を離れ、新しい部品の担当になりました。
今まで担当していた人がアメリカ工場に赴任するということと、当時は不景気
という事もあり、派遣で来ていた人の契約終了とともに僕のいた会社を離れることに
なり、人が全く足りない状況になってしまったからです。
ただ、その時はまだAさんとは別の部品の担当だったのですが、次の年にAさんは
僕たちの担当部品も見ることになりました。
こうしてようやく近くで仕事をするようになった訳です。
机も隣同士になりました。
 
Aさんと話すようになり、次のことが分かりました。
・家族をとても大切にしている。
 独身の時は夜の10時11時まで働いていましたが、8時くらいには帰るように
 なりました。遅くとも9時には帰っていました。
 しかし仕事に手を抜いたわけではなく、上手く人に振ったり効率よくこなして
 いました。
・後輩の意見もよく聞いてくれる
 僕たちのような後輩の話を途中で遮ったりせず、一度全部受け止めてからおかしい
 ところはおかしいと言ってくれたり、意見を言ってくれました。
 これって中々出来ることではないと思うんです。
 これは僕も真似するようにしています。
 まず話を最後まで聞いてもらえなかったり、威圧的に聞かれると部下も話したく
 なくなって細かい情報がもらえないようになってきます。
 僕に後輩が出来た時も細かな情報まで入手するために、柔らかい雰囲気で対応
 していたらそのような細かい情報も仕入れることが出来、悪い結果に繋がりそうな
 ところを防げたこともありました。
 悪い情報ほど早く欲しいですからね。
・困ったときに手を差し伸べてくれる
 僕が上司から説明を求めらる状況で、説明が上手くないために上司が徐々に
 イライラしてるのが分かりました。
 そして「どういうことなんだ!」
 と怒りが爆発しそうなタイミングで
 「ここはこういう事なんです」
 と手を差し伸べてくれました。
・人に「言う」ではなく「伝える」
 何かを説明するとき、ただ言って終わり、という人も多いと思います。
 僕の経験上7、8割くらいはそんな感じでした。
 しかしAさんは、人のレベルによって分かりやすく説明してくれます。
 1を言って10理解するという人もいますが、僕は10を言われて10理解する頭なので
 Aさんは大変だったと思いますが、それでも優しく時には同じ説明もしてもらって
 いました。
・叱る時は叱る
 同期にルールを守らない人がいました。
 そんな時はいくら優しいAさんでもビシッと叱っていました。
 叱るときも「怒る」ではなく「叱る」です。
 なぜそうしたらいけないのか説明しながら叱るのです。
 こういった行動を間近で見て、Aさんのことを尊敬するようになり、これからの
 社会人生活はこのAさんのようになりたいと思っています。
 
これが僕の尊敬できる人です。
いまも元気にしているかな。
 
その後Aさんは異例の早さで昇進していっています。